2011年2月23日水曜日

羽がとれたから

羽がとれて
落っこちたところが
花畑だった

次は何をしようかな



(……この絵は描きかけです)

削り絵

スクラッチボードなるものがあります。
これはボードの表面が真っ黒になっていて、ニードルや釘などで削ると白い線が書けるもの。
はたから見てると、黒い紙に白いペンで絵を描いてるようにも見えますが、針みたいなものでカリカリ削ってます。



意外なほど細かく描けます。



マトリョーシカ4mmサイズ。
ちっこい。

スクラッチボードの材質はアクリル樹脂や紙のものがあって、紙のものが一番安くて手軽に遊べます。写真のは紙のスクラッチボード。あまった切れ端に落書きしました。

2011年2月20日日曜日

小学生以下の…

このブログのトップ画像、展示会の紹介をしてます。
どんなジャンルが集まったのか書いてます。
Calligraphy……「書道」って書いてますね。


「書道」って書いてませんね。
「喜道」?
ふだん文字を書かないでいると
自分でもびっくりする字を書いてしまいます。


2011年2月17日木曜日

“ お猪口から ひつじ ”

新しい作品を作るには、新しいアイディアが必要で・・・。

まだまだヒヨッコの私には、作ることも大変だけど、何を作るのかを決めるのも大変。

巨匠と呼ばれる人達は、どんな方法でアイディアを生み出しているんだろう?
頭の中を覗いてみたい。


写真のひつじは、おちょこを作って欲しいと言われて、ガラスの色や模様を確認する為に作った試作品から生まれたもの。
おちょこの模様としては、依頼主の思うようなデザインにならなかったので、採用せず、しばらく放置。

でも、ある日、ジーッと見ていたら、ひつじのモコモコに見えてきた!


と、こんな単純な発想で”ひつじ”の誕生。


巨匠も、こんな風に発想することあるのかな・・・。


いじり

2011年2月15日火曜日

まりちゃん いらっしゃい





いつもより
あかるい歩道は
まっしろけ

君のおうちも
雪明かり




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雪が降りました。あっという間に溶けましたけど。
雪が降るといつもよりも夜が明るく感じます。
雪は光らないのに、いるだけで夜を明るくする。
誰かさんのようでもあります。

詩を書いている「あわやまり」ちゃんが展示会に参加してくれることになりました。
彼女の詩を読んでいるといつの間にか映像が浮かんできます。
まりちゃんのブログがあるのでご紹介します。
不思議でやわらかい世界がのぞけます……。


3/5には東京神田神保町にある「AMULET」というカフェでポエトリーリーディング(詩の朗読)のイベントをやるそうです。ここがいいところでして、白い木を基調としたメルヘンな空間。いろんな本が置いてあって、自由に読みながらお茶できます。当日はカレーもありますよ。「ウタリ」という女性2人組がカレーを作っていて、これがだんだんクセになってくる味。
二階は主に作家さんの作品が売ってるんですが、個人的に小さな家を陶器で作ってる作家さんがツボでした。オルガンも置いてあって、弾いていいのか微妙でしたが弾いちゃいました。
夢のつまった空間です。

まりちゃんは言葉の操り方が上手でわかりやすく、それでいて、ちゃんと物語の世界へ連れていってくれるので、僕はうらやましがってます。そんなふうになってみたい。勝手にこっそり憧れてます。

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なんと、ポエトリーリーディングのイベントの日を「3/15」と書いていました。(上の紹介文は修正済み)
「3/5」が正解です。「3/5」土曜日でございます。
予定をたててくださった方、まりちゃん、ごめんなさい。

2011年1月22日土曜日

30yen


お札の絵は、線で陰影が表現されている。
ドレの版画も線で立体感が表現されている。

昔からその表現方法が好きでした。
でも、あまりに描くのが難しくて少年だった私は挫折したのでした。

おっさんになってまた挑戦してみると、いまだ上手にできないものの、好きな表現方法にいそしむのはなんだか楽しい。
「こうすれば、よりお札っぽい」
なんて、あれこれやってるうちに牛を描いていたはずなんだが、ブタかカバの先祖みたいになりました。

2011年1月18日火曜日

「ガラスってこんなもんです」



さてさて、真っ黒くろすけ。
ガラス窯で1日を過ごし、煤が綺麗に取れて無色透明のガラスに。
 
試作品は、まずまず想像通りの出来栄えで、ヨシヨシ(満)
 
写真に撮ろうかな。
近くに寄った写真の方が綺麗かな?
なんてやっていたら・・・。
 
 
ボキッ!
 
 
なんと。
携帯を近くに寄せすぎて、試作品にぶつかった!
 
手に持てるように、試作品を支えるガラス棒を取り付けるのですが、
後に試作品から取り外すため、取れやすくなっています。
 
まだ、取り外す時ではないのに、ぶつかった衝撃で試作品から外れた・・・。
 
手には支えのガラス棒。下を見れば作業台の上にバラバラとなった試作品。
 
 
・・・ドジだ。最初からやり直し。
 
割れるのがガラスです(涙)
 
 
いじり


がく:せつない…

新説「ガリバー」



銀の槍がガリバーの肉体に突き刺さる。
小人たちは容赦ない。
ガリバーの背中は銀色の針山のようになっていった。

ガリバーは思い出していた。
自分より小さいと小人を小バカにしていたこと。
小人に「デクノボウのチンチクリン」と言われたこと。
大人げないが、それで戦争までした。
たくさんの小人の家を破壊し、ガリバーは寝ている隙に大量の鼻毛を抜かれた。

だが、それも思い出だ。
今は互いの良さを理解している。
この前は山から程よい小枝をたくさん集めた。
それで小人たちの家を新築するのだ。
でも、ちょっと張り切りすぎて腰を痛めた。
そんなガリバーを見て小人たちは顔を見合わせた。
「オレたちにマカセよ!」
小人たちは口々に「実は鍼灸シッテる」「ここツボ」「角度がダイジ」
などと言うが早いかザクザクとぶっとい槍を突き刺してきた。
痛い。
好意はありがたいが痛い。
腰の痛さより痛い。
なんか間違ってる痛さな気がする。
しかしガリバーは耐えた。
戦争で味わった朝起きると鼻毛がない恐怖、家を失って小人たちの顔が引きつって…そんな顔がいっぱい…。
あんなのはもうイヤだ。

この「はりきゅう」に耐えて、明日も小人たちと山に行くのだ。
少しずつ分かり合うのだ。
そうだ。
「もう少しやさしく刺してくれないか」
「ワカッタ」
小人たちは、どうやら強く刺さないとガタイのでかいガリバーには効かないと思い込んでいたようだ。
ガリバーはまた一歩小人に近づけた気がした。

2011年1月16日日曜日

「古本づくり」

サンタが湯につかった。



もとい
サンタについて書かれた本をお湯の中に落とした。
この前は寺山修司が湯につかった。
本を読みながら風呂に入っていると、思わずコックリ、コックリとやってしまう。

コックリ
「おっと、ねむい」
コックリ
「うっと、まだまだ」
ガックリ
ボチャーン

ビショビショの本をドライヤーで乾かすと、ヨレヨレゴワゴワになって本の厚さが4倍くらいになった。
まるで長い年月を生き抜いてきた本のような有様。
「書を捨てよ町へ出よう」
と言った寺山さんは、本を湯に捨てると古本を作れるというワザを教えてくれた。
でもどこで使えるかが…


2011年1月11日火曜日

泡ガラス


今日は、”旅人ものづくり”に出展するための試作品作りをしていました。
写真は試作品の部品。

ガラスなのに煤(スス)が付いてて真っ黒くろすけ(笑)
真っ黒なのも、ちゃんと意味があるんですよ。
説明すると長くなるので省略しちゃいますけど。

この後、1日かけてガラス窯に入れると、煤が取れて、透明でキレイなガラスになります。

出来栄えはどうなるかな?取り出すのが楽しみ♪

いじり


がく:あの、なんで真っ黒なんですか?