2010年9月26日日曜日

美しすぎるガラスの花

写真はイジリの工房。
ガスバーナーでガラスを溶かしているところです。炎がとてもまぶしいので耐熱サングラスをかけて作業します。
加工ガラスには透明のものから、赤青黄色に緑…いろんな色があります。

昔、アースデイ(野外展示販売イベント)で見かけたガラスのペンダントが忘れられなくて、自分で作れないかイジリに相談したら、「多分簡単な技法だからできると思うよ」との言葉。
技法の名前は「インサイドアウト」
何がインでアウトなのか、よくわからなかったのですが、おそらく「内側からの変革」という感じの意味なのでしょう。
色の付いたガラスを透明のガラスにつけて熱すると、色ガラスが内側にどんどんめり込んでいくんですね。透明なガラスの中で色ガラスがじわじわ奥へ奥へ進んでいく。ガラスが内側にどんどん育っていくんです。まさに内側から花開いていく感じ。
では、そんなインサイドアウトの世界をご紹介しましょう。


田中福男さん(topnoch)
この方の作品はもはや芸術。澄み切った精神を閉じ込めたような作品。すばらしすぎます。いつか欲しくなる逸品ぞろい。
ホームページでは、 works のところで作品を見れます。
10月に鎌倉で個展をやるそうです。

http://www.topnoch-works.net/


HIKARI factoryさん
やさしくも美しい憧れを閉じ込めた世界。この方のは夢がつまっていて本当に素敵です。ときどき怪しい世界も閉じ込めているようですが。
下記ホームページは画面上部のタブやギャリーのリンクが機能してないので、アーカイブ(過去の記事)を地味にクリックしていくと、この方の作品を見ることができます。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~tyama/




最後にガクの作品も。
















いやー。いもったい。見事に花開いてない。インサイドイン。
上の方々の上物を見た後に、この一般ピーポーの作品を見ると、その差が歴然すぎて「どうして!?」と思ってしまいましたよ。どうしてこんなに違うんでしょう。
ぜんぜん簡単ではありませんでしたが、いつか上の方々の足下に届く日が来るのでしょうか。またイジリ工房で挑戦したいです。

2010年9月24日金曜日

宇宙の庭園

「日本庭園は宇宙を感じる」という言葉を聞いたことがあります。
僕にはまだそこまでわからないので、宇宙空間に日本庭園もどきを作ってみたらどうなるか実験的に描いてみました。

……日本の植物じゃないようなのが生えてますね。のっけからコンセプトを無視しております。
いつか人間が宇宙コロニーを作る日が来たら、日本庭園のようなものを作る人も出てくるのでしょう。見てみたいですけど、僕はたぶん無重力が苦手です。無重力は「常に落下している状態」と同じようなものなんだそうで、内臓も浮きっぱなし。
一部の人にとって、宇宙にある美術館は、とてもゆっくり鑑賞・感動できる場所ではないかもしれません。

2010年9月21日火曜日

また にげてぇぇ

森の奥から のしのしと 夜のぬくもり嗅ぎつけて のしのし のしのし
でいだらぼっ◯的彼が……





だんだん夜が秋らしくなってきましたね。
夜の団らん、鍋の季節がもうすぐです。個人的には湯どうふがシンプルで好きです。ポン酢でキュっと。

2010年9月20日月曜日

逃げてぇぇ


後ろから迫ってくる人はムッ◯みたいになっちゃいました。波の表現を版画風になるよう挑戦してみました。
版画では実際にこの線を彫るわけですが、あまりたくさん線があると彫ってるうちに腱鞘炎(けんしょうえん)になりそう。昔の彫り師たちは湿布なしでがんばったわけです。しかし現代はパソコンのマウスをポチポチしてるだけで腱鞘炎になるご時世だそうで、今も昔も人は手を酷使せずにはおられないようです。みなさんもポチポチしすぎませんように…。

ゲゲゲ式




















絵本の挿絵のような絵を描いてみました。
来年はうさぎ年なので、うさぎを飛ばしてみました。
あ、あの飛び方は……ゲゲゲ…の◯太郎式です。

2010年9月5日日曜日

お手紙ハンコ

めずらしく、お手紙を書く機会があったので、書きました。
「封を閉じるところにハンコが押してある手紙ってあるよなー」
と急に思い浮かんで、以前ゴムを削って作ったハンコをボスッと捺印。
けっこうおもしろい。
実生活の中で自作の物が役立った瞬間、さわやかな感動がやってきました。
でもあんまりお手紙書かないからなあ。さわやかとは縁がないなあ。

どっしり重たい喜び

実家で作ったカボチャをもらった。

















正直言うと、カボチャは好きでない。
でも、親が作った野菜を初めてもらったのは、妙に嬉しかった。
嫌いなくせに「くれ」と言って。
手作りで野菜を育てる。
なんかいいなあ。
届いたカボチャはどっしり重たく、以外と存在感が大きい。2個かかえると子供をかかえてるような錯覚に。
カボチャの皮は厚くて堅い。
ヘタ周辺の皮が一番薄くて、そこに包丁を差し込むと切りやすいんだそう。
ヘソの緒のようなもんじゃろか。そのあたりがウィークポイントだと。
そういや、自分はヘソをいじるとすぐ腹が痛くなる。きっと皮が薄い。

どこかの方言ではカボチャを「ボーボラ」と呼ぶそう。
いきすぎて「ボーフラ」と言う地域も? そりゃホントなんすか。
カボチャは外来の植物なんだそうで、外人さんがしゃべってる「もにゃもにゃもらー」という聞き慣れない言葉を一生懸命聞いて、植物の名前を覚えたんだろう。実直なことです。
方言は無形文化財。継承のうちに少しずつ変化してしまうもの。
実直さが曖昧さの波にもまれ、やがて「ボーフラ」に……。
本当かなあ。

2010年9月4日土曜日

絵本展おわりましたよ。

「Fairy tales 絵本展 2010」
無事終了しました。
やって良かったです。
なんだか文化祭にでも参加した気分です。
わざわざ会場まで来てくださったみなさん、絵本を見てくれた人たち、作品を買ってくだすった方々、ありがとうございました。うれしかったです。とても勉強+励みになりました。

絵本展を支えた方々はだいぶがんばっていました。
僕はゴマ塩程度しか手伝ってないですが、それでも「参加している」という感覚がとても有意義でした。
本当におつかれさまでした。

そしてなんと絵本展の写真を一枚も撮ってなかったです。
カメラを持っていってましたが、なんだかんだで撮りそびれました。
絵本展のブログのほうに写真が載ってますので、そこで会場の雰囲気はわかると思います。よかったら見てみてください。
最終日のライブの様子もアップされています。

http://fairytales2010.blog133.fc2.com/


















絵本が完成したての時に写真を撮っていたので、それを載せます。
本と一緒に映っているのは「しおり」です。
今回はサンコンと共作の絵本、はがき、しおり、ベップ先生の詩の朗読用の音楽、で参加しました。

こういうイベントにちょこちょこ参加できると楽しいなあ。
サンコンもおつかれさま。
共作は大変だけど、やりがいがありました!


がく