2011年1月11日火曜日

オーロラ


こずえどんから、
『宇宙から見たオーロラ展』がとてもよかったです、との報告を受けました。
ネットでもオーロラの動画を見れるけど、いつか本物を見たい。

憧れのオーロラ。
空には美しいものがたくさんある。
『宇宙から見たオーロラ展』のホームページでオーロラの構造を勉強しつつ、絵を描いてみました。……難しい。あの美しさにはまだ手が届かないようです。
展示会は今度の休日に行きたいと思います。
新宿で1月末までやってるそうです。入場無料ざます!

2011年1月10日月曜日

算数の時間


ありすは泣いていた。

「算数は体でおぼえるのだ!」
うさぎ大佐の叱責はつづく。
「A たす B は F だ、ありす。何度言わせる気なのだ」
あんまり強く言われていると、なんだか A+B=F が当たり前の事実のような気がしてくる。
「もう時間がない! あのAの扉をくぐってBのヤカンを持って、藤原さんに会いに行くんだ!」
いつから借り物競走になったのか。
そんな疑問をはさむ前に、うさぎ大佐の叱り声が追いかけてくる。
「ありす、時間だ。時間だよ!」
ストップウオッチ片手のグラサンうさぎが怖い。

ありすはうなされていた。
学校に行きたくないお年頃の夢。
ありすには安心して眠れる隠れ家が必要であった。
そんなありすをわかってくれる誰か。
大佐のストップウオッチのない世界。
違う世界へつづいている秘密の道。
今の世界のほかに、たくさんの世界があることを知らない。
君のできることがつながっていく世界。
そこでは ありす、君は輝けるんだ。

でも、ありすはなかなか目が覚めない。
やっと藤原さんにヤカンを渡したのに、お湯を沸かしてなかったことに気づいてAの扉へ戻っていくところであった……。

図工の時間


「先生、図工の時間に自習って何すればいいんですか?」
「ばかだなぁ。それを自分で見つけるんだ。俺なんかこのイス直しちゃうぜ?」
「マイク、あたしは先生に聞いてるの。 ……ボブは何でだまって座ってるの?」
「このイスの座り心地を研究してるんだ」
「…先生、何すればいいかわかりません」
「ジェニー、身の回りのものを見渡して、壊れているもの、使いづらいものはないかな? それをジェニー流に直してごらん」
「はい。えと。あ、自習の黒板が壊れてます!」
「お、その黒板の修理をお願いしてもいいかな?」
「はい! えと…」
「おい、俺もその黒板直しちゃうぞ」
「えー、あたしがやるの。…わかった、一緒にやろう。ボブもやる?」
「ぼくは今、目の前がいかに散らかっていようとも平常心でいられるよう心の中を整理しているんだ」
「それ図工じゃないよ?」
「心の中の図工なんだ」
「ふ〜ん」
「じゃあ、マイク一緒に黒板直そう」
「待て。このイスを直してからだ」
「もう……自習って大変だなあ…」

数多(あまた)




数多

旅する空に
いくつもの小さな命

旅する鳥に
こんにちは と さようなら



廃墟の花



草いきれ
廃墟の花が
呼んでいる

過ぎた日と
これからの時間
その間にある 時空のポケット
生き物たちの声がする

私を呼んでいるの?
誰かを呼んでいるの

夏の空を呼んでいるの

2011年1月4日火曜日

西洋中世のつもりが


絵を描いていたら、嫁さんが一言。
「ガ◯ツ」
確かに真ん中の黒づくめの人はガン◯っぽいです。
インパクトの強いものが世に出ると、そのつもりはなくとも似てたらパクリになるんですな。

あけました おめでとうございます


すっかり明けました。
おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

左の方は犬みたいになりました。

2010年12月16日木曜日

宇宙のお仕事


オレは宇宙を股にかける「星荒らし」

を とっちめる「星パトロール」

に 憧れてるオヤジ
の息子、中学2年生だぜ。

まあ、ただの子供なんだがな。
趣味は「星荒らし」とか「星パトロール」とか
ついでにオヤジを観察することだぜ。
みんな、おっかけっこして暮らすのが好きなんだな。
母ちゃんもオレをおっかけっこする日々さ。
今日はフライパンを5重構造に改造してやった。
すんごい あったまんないぞって。
反エコだって。
先生に言ってやるって。

父ちゃんもパトロール検定がんばれ。

2010年12月2日木曜日

雨の電車が帰ってきた



ガッタン ゴットン
ゴットン シトシト

『次は〜終点〜山奥村〜』

今日も電車が帰ってきた。
寒かったね。
「お酒も飲むし、お風呂も入るぞ」ってタコおじさんが奥さんと話してる。
雨も、今夜は雪になりそう。


※飲酒後の入浴はたいそう危険でございます

インフル先生


ウチの子がインフルエンザになりましたの。
それで人間の先生をお呼びしましたら、
なんか変な雲に乗ってやってきましたのよ。
しかも手ぶらで。
いえ、手に魔法の杖みたいなの持ってらしたわ。
あんなので治せるのか はなはだ疑問でしたが、
もう川に飛び込む覚悟で治療をお願いしましたの。
そしたらその先生、「ちちんぷいぷい」とか言うのよ!
そんなの私でも寝言並につぶやけますのに。

でもなぜか治ったし、よかったけれど、
ミステリーだわ。
ただの風邪だったんじゃないかしら。