写真はイジリの工房。
ガスバーナーでガラスを溶かしているところです。炎がとてもまぶしいので耐熱サングラスをかけて作業します。
加工ガラスには透明のものから、赤青黄色に緑…いろんな色があります。
昔、アースデイ(野外展示販売イベント)で見かけたガラスのペンダントが忘れられなくて、自分で作れないかイジリに相談したら、「多分簡単な技法だからできると思うよ」との言葉。
技法の名前は「インサイドアウト」
何がインでアウトなのか、よくわからなかったのですが、おそらく「内側からの変革」という感じの意味なのでしょう。
色の付いたガラスを透明のガラスにつけて熱すると、色ガラスが内側にどんどんめり込んでいくんですね。透明なガラスの中で色ガラスがじわじわ奥へ奥へ進んでいく。ガラスが内側にどんどん育っていくんです。まさに内側から花開いていく感じ。
では、そんなインサイドアウトの世界をご紹介しましょう。
田中福男さん(topnoch)
この方の作品はもはや芸術。澄み切った精神を閉じ込めたような作品。すばらしすぎます。いつか欲しくなる逸品ぞろい。
ホームページでは、 works のところで作品を見れます。
10月に鎌倉で個展をやるそうです。
http://www.topnoch-works.net/
HIKARI factoryさん
やさしくも美しい憧れを閉じ込めた世界。この方のは夢がつまっていて本当に素敵です。ときどき怪しい世界も閉じ込めているようですが。
下記ホームページは画面上部のタブやギャリーのリンクが機能してないので、アーカイブ(過去の記事)を地味にクリックしていくと、この方の作品を見ることができます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~tyama/
最後にガクの作品も。
いやー。いもったい。見事に花開いてない。インサイドイン。
上の方々の上物を見た後に、この一般ピーポーの作品を見ると、その差が歴然すぎて「どうして!?」と思ってしまいましたよ。どうしてこんなに違うんでしょう。
ぜんぜん簡単ではありませんでしたが、いつか上の方々の足下に届く日が来るのでしょうか。またイジリ工房で挑戦したいです。