2010年9月5日日曜日

どっしり重たい喜び

実家で作ったカボチャをもらった。

















正直言うと、カボチャは好きでない。
でも、親が作った野菜を初めてもらったのは、妙に嬉しかった。
嫌いなくせに「くれ」と言って。
手作りで野菜を育てる。
なんかいいなあ。
届いたカボチャはどっしり重たく、以外と存在感が大きい。2個かかえると子供をかかえてるような錯覚に。
カボチャの皮は厚くて堅い。
ヘタ周辺の皮が一番薄くて、そこに包丁を差し込むと切りやすいんだそう。
ヘソの緒のようなもんじゃろか。そのあたりがウィークポイントだと。
そういや、自分はヘソをいじるとすぐ腹が痛くなる。きっと皮が薄い。

どこかの方言ではカボチャを「ボーボラ」と呼ぶそう。
いきすぎて「ボーフラ」と言う地域も? そりゃホントなんすか。
カボチャは外来の植物なんだそうで、外人さんがしゃべってる「もにゃもにゃもらー」という聞き慣れない言葉を一生懸命聞いて、植物の名前を覚えたんだろう。実直なことです。
方言は無形文化財。継承のうちに少しずつ変化してしまうもの。
実直さが曖昧さの波にもまれ、やがて「ボーフラ」に……。
本当かなあ。